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藤桜の姫

Author:藤桜の姫
『ようこそ!!ご訪問頂きありがとうございます。』

『ブログでは、長年苦しんだアトピーについて書いています。また、アトピーと“食事”、“季節”、“心”との関係や“身体の仕組み”、“アトピーから学んだこと”など、私がアトピーで悩んでいた時に知りたかった色々な情報を載せています。アトピーの方もそうでない方も、ぜひ読んでみて下さいね^^』

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まだ時折、寒い日はありますが、
汗ばむくらい暖かい日もあるので、春は確実にやってきているようですね。

近所の公園の桜も少し前から咲き始め、
綺麗なピンク色の花びらをたくさんつけていると母も言っていました。

実は、今年に入って、私はまだ桜を間近で見ることができていません。

今年に限らず、去年も一昨年もそうでしたが、
ここ数年間、自分の目で桜を見れていないんです^^;

というのも、ほとんど寝たきりの状態だったので、
桜を見るどころではなかった、というのが本当のところです。

そんな私を思って、父親が桜を写真に撮ってきてくれたこともありました。
たぶん、桜も見ることができないなんて可哀想だ、と思ってくれたのでしょう。。。

有難いことです。

でも、当の私は、父親が思っているほど、
悲観して考えているわけではありませんでした。

というのも、桜は毎年咲くので、元気になればいくらでも見れると、
結構、楽観的に考えていたからです。

友達が就職や結婚をして、自分よりも先にどんどん進んでいくことと違って、
桜は毎年同じ時期に咲くので、自分をいつも待ってくれている感じがしていました。

“毎年同じ時期に咲くこと”が、何より私に安心感を与えてくれていたのかもしれません。

でもやはり、桜を何年も見ることができていない分、
他の方よりも桜に対して当然、思い入れはあります。

それに、ちょうどこの時期はアトピーが悪化してしまう時期とも重なるので、
私にとって『桜を見れたということは、アトピーが改善してきている』ということも意味するからです。

そのため、プロフィールの欄に、
アトピーが改善するよう願いを込めて、桜の写真を載せています^^

桜が散るまであと少し、今年桜を見れるかどうかはわかりませんが、
アトピーの症状が去年よりも改善していることを、ただただ願うばかりです。



話は変わりますが、少し前、にほんブログ村のサイトのトーナメントに参加していました。

私が参加したトーナメントは、 『読め!!』 3 トーナメント です。

トーナメントに自分のブログに書いた記事を1つ投稿すると、
他に投稿されたブログの記事と対決する仕組みになっています。

トーナメントというだけあって、投票による勝ち抜き戦が何回か行われ、
順位が決められます。

実は、そのトーナメントで優勝したんです^^

投稿した記事は「震災とアトピー、そして逃れられない現実」ですが、
何より優勝できたことが、とても嬉しかったです。

前にも書いたように、ここ数年間ほぼ寝たきりの状態だったので、
“自ら行動を起こす”ということが、なかなかできませんでした。

もちろん、何もできなかったことが、
全てアトピーのせいだと考えているわけはありませんが、
何をするにしても、人の手を借りないといけませんでした。

そのため、何もできない自分へ、苛立ちと焦りを常に感じていました。

世間の常識からすると、私の歳にでもなれば、大抵のことはできて当たり前です。

でも、私は当たり前のことさえもできないでいました。

そんな“当たり前以下の自分”が、どうしても許せませんでした。

しかし、だからといって、アトピーの症状がすぐに改善するわけでもありません。
そんな思いを抱えたまま、ほんの数ヶ月前まで過ごしていました。

それが去年の暮れ頃から、ようやく、アトピーの症状が落ち着き始めると、
“アトピーの自分”に対しても考え方が変わってきました。

少しずつですが、“アトピーの自分”を許せるようになってきたのです。

それまで友達に自分のことを話す時は、「アトピー」ではなく「病気」と言っていました。

どうしても“自分がアトピーだ”なんて言いたくありませんでした。

“アトピーの自分”が、嫌いで、情けなくてたまらなかった。。。

そんな自分は、絶対に、認めたくありませんでした。

そうして、“アトピー”と“自分”とを切り離して考えるようにしていました。

しかし、アトピーの症状が徐々に治ってきていることを実感できるようになってくると、
あの手のつけようがないくらい酷かった症状が治ってきていること、
それ自体がとても凄いことだと感じるようになってきました。

もちろんアトピーの症状が落ち着いてきたのは、
凄いとかいうことではなく、ただ治療の効き目が出てきただけなののかもしれません。

でも、ここまで体を治すのに一番貢献してくれたのは誰かと考えた時、
やはり一番必死になって頑張ってくれていたのは、
紛れもなく自分の体以外、他にありませんでした。

そのことに気づいた時、初めて私は自分の体に感謝することができました。

すると、自然に“アトピーの自分”を受け入れる気持ちも出てきました。

このブログも“アトピーの自分”を受け入れることができたからこそ書くことができています。
以前の私では、アトピーに関するブログを書くなんて到底無理なことでしたから^^;

だからこそ、今回トーナメントで優勝できたことは、私にとって大きな意味がありました。
何といっても、ブログは“アトピーの自分”を受け入れることができた証でもあるからです。



また、そのトーナメントで私の記事を読んだ方からお手紙をもらいました。

その方もアトピーで苦しんだ経験があり、
今では普通の人と変わらない生活を送っているそうです。

手紙には「諦めないで頑張って欲しい」と書いてありました。

私はその手紙をもらったことがとても嬉しかったです。

私のことを思って書いてくれていることが、手紙からひしひしと伝わってきました。

こんな心温まる手紙がもらえたのも、トーナメントで優勝できたのも、
ようやく“アトピーの自分”を認めることできるようになってきたことが、
一番関係しているのではないかと思っています。

やはり、自分の考え方一つで、良くも悪くも自分の世界は変わってくるようです。

そして結局、自分の世界をより良いものにするのは、自分しかいないのでしょう。。。

少し大袈裟かもしれませんが、
そのことに気付くことができるか、できないかで、
自分の人生は大きく変わってくるのだと思います。



最後になりますが、右側にアンケートを設置しています。
アトピーの治療の際、食事をどのくらいとっているのか気になったので、
アンケート形式で聞いてみようと思いました。

よければ、アンケートに答えてみて下さいね^^

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テーマ : アトピー性皮膚炎 - ジャンル : 心と身体

私はNHKで放送されている朝のドラマ「カーネーション」が大好きで
毎日欠かさず見ています。

3月に入り、主役が尾野真千子さんから夏木マリさんに変わりましたが、
全く違和感がありません。さすが、女優さんです^^

その朝のドラマでは毎回、素敵な言葉がたくさん出てくるのですが、
今回の放送で、特に私の心に響いた“言葉”がありました。



朝のドラマを見ていない方のために、設定を簡単に説明すると。。。
主役は「糸子」という名前の女性です。とても元気で、情に厚い人物です。
糸子は19歳の頃から洋裁師として働いてきました。
洋裁師というと難しいですが、洋服をオーダーメイドで作ってくれる人のことです。
70歳を過ぎてから、“オハライトコ”という名のブランドを立ち上げ、
ファッションデザイナーとして活躍しています。

ちなみに、実在した人物である「小篠綾子」さんの生涯をもとに作られたお話です。



現在、放送されているお話は、糸子が80歳を過ぎた頃のことになります。

実は、糸子は通院している病院から、ファッションショーの依頼を受けます。
その病院では、毎年入院患者さんのためにイベントを開いているそうなのです。

そのファッションショーには、重症の患者さんは命の危険があるため、
看護婦さんと病状の軽い患者さんだけしか出演することができませんでした。

しかし、ある一人の末期がん患者の方の強い熱意に押され、
その方もファッションショーに出演することになります。



今回、私の心に響く“言葉”が出てくる場面は、
夏木マリさん演じる糸子(88歳)とその末期がん患者(子持ちの主婦)の方が
病院の一室で会話をしているところです。

その末期がんの方は、病気になってから、
自分の子供たちに哀れな姿しか見せたことがなく、
父親に連れられて病室に入ってくる時の子供たちの怯えた表情がたまらないといいます。

“子供たちを幸せにしてあげたいのに、幸せにしてあげられない、、、”
だから自分が元気な姿を見せて、子供たちを少しでも安心させてあげたいそうです。

そんな彼女に対し、糸子は“笑ってみて欲しい”と言います。
少し、はにかんで笑ってみせた彼女に、「それだけで“奇跡”だ」と糸子は言葉を続けます。

というのも、
「末期ガンになったら、悲しくて笑うこともできないと誰もが思っている中で、
末期がんのあなたが笑ってみせたら、きっと、あなたから勇気や元気をもらえるはずだからと。」

その“奇跡”を見せることができるのは“あなた”しかいないし、
“あなた”には奇跡を見せる役割があるというのです。

確かに、大変な病気を患っている方が、笑ったり、元気に話したりしている姿を見ると
何だかこっちまで嬉しくなり、温かい気持ちになります。

また何より、彼らが発する言葉には重みがあり、妙に説得力がありますよね。

私も大変な病気を患っている方を特集しているテレビ番組を見て、
彼らから勇気や元気をもらった経験があります。



そして糸子が「笑うだけで奇跡だ」と言った言葉の裏には、
何もしてあげることができないと思っている、その末期ガンの患者に対して、
『末期ガンであっても、存在する意味がある』
ということを伝えたかったのではないかと、私は思うのです。

私はこの時、
『どんなに酷くアトピーの症状が出ていようと、あなたにも存在する意味があるんだよ』
と、まるで自分に言われているような気分でした。

というのも、私も末期ガン患者の方と同じように、
「自分のやりいたいことが何もできない」上に、「誰の役にも立つことができない」と
考えていたことがあるからです。

アトピーの症状ががどんどん酷くなり、日常生活を送れないほど大変な状態だった時は、
特にそのように感じていました。

「自分に酷くアトピーの症状が出たことで、毎日のように自分のことで言い合う両親の姿」
「私が元気だった頃を知る人が、アトピーの私を見てみせる歪んだ表情やぎこちない対応」
「周りの友達が進学、就職、結婚と前へ進んでいく中で、前に進むことができない自分」

もう全てが、嫌で、嫌でたまりませんでした。

“自分で何もすることができない、誰の役にも立つことができない”
そんな自分が心底、嫌いでした。

だから、いつも
『こんな私が生きていて何の意味があるだろう、、、
 自分はこの世に存在する意味なんてないんじゃないか。』
と思っていました。

当時の私と末期ガン患者の方がとても似たようなことを考えていたので、
尚更、自分と末期ガン患者の方が重なって見え、糸子が言った言葉が胸に響きました。



でも当時の私は、今お話したように
“誰でも存在する意味がある”といった言葉に心打たれることなんてありませんでした。

そんなことを考える余裕すらありませんでしたし、綺麗事だと考えていました。

そんな私が今になって“ようやく”
その言葉の意味を理解し、受け入れられるようになってきたのは、
アトピーの症状が落ち着き、気持ちに余裕ができたからだと思います。
(もちろん家族の支えがあったからこそ、今があるわけですが)

自分でも、とても良い方向に気持ちが向いてきたと感じています。

しかし、その一方で、“大変な時こそ”
この言葉の意味を理解し、受け入れられていたら、
自分の存在を否定ばかりせずにすんだのではないかとも思うのです。

もちろん、大変な時に“自分には存在する意味がある”という考えに及ぶことが、
どれだけ難しいことか、経験上わかっています。

でも、自分を否定してばかりいると、どんどん自分が嫌いになっていってしまいます。
そんなことばかり考えていると、自分の存在すら嫌になってしまいます。
しかも、そんな思いで一杯の時は、アトピーの症状も悪化する一方ですし、、、

だから、もしもっと早くこの言葉を受け入れることができていれば、
自分のことを否定ばかりせずにすんだのではないかと思っています。

頭の片隅に置いておくだけでも、全く違ったと思います。

もちろん、辛い時に辛いと思うことが間違っていると言っている訳ではありません。
辛い時は思う存分、辛い、苦しいと思っていいと思います。
その思いを止めることの方が、逆に病気になると思いますし、、、

ただ、きっと、自分の心の持ち方次第で、
自分の世界は違ったものになっていただろうと思うわけです。

“自分を否定するばかりでなく、少しでも自分を認めてあげること”ができていたなら、
アトピーの症状は酷くても、気持ちだけでも楽になったのではないかと考えてしまうのです。

、、、結局は、自分で自分の首を絞めていたわけですからね。

それもこれも、今になってようやくわかるようになってきました。
「その時、気づいていれば…」と悔やむことはありますが、
この気づけなかった歩みも、私には必要なことだったと前向きに解釈しています。

だから、きっと無駄になることはないと信じています。



今回の朝のドラマの放送で、主人公の糸子が発した言葉は、
当時の私を振り返る良い機会をくれました。

アトピーの症状が落ち着いてくると、当時のことをすっかり忘れていってしまうので、
当時の自分を振り返ることができ本当によかったと思います。

残り一週間の放送となりますが、
気になる方は、朝のドラマを見てみてくださいね。
きっと元気をもらえますよ^^

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3月20日は祝日でしたが、みなさんはどのようにして過ごされましたか?
私は久しぶりに外食に行ってきました。

実は、去年の12月に外食デビューを果たしてから
今回で3回目になります。

アトピーの症状が再び酷く出始めてから数年間は、
食事制限もしていたので、外食に行くことができませんでした。

、、、というか、行きたくありませんでした。

というのも、特にアトピーの症状が酷く出ている時は
「知らない人でさえも会いたくない」ですし、
「いつもと違うものを食べて、アトピーの症状が悪化してしまうことも怖かった」ので
外食に行くことに凄く戸惑いを感じていました。

家族から外食に行こうと誘われることもありましたが、
それさえも、私にとっては“ストレス”でしかありませんでした。


しかし、去年の12月頃から、
アトピーの症状も少しずつおさまり、体調もよくなってきていたので
去年、思い切って外食デビューをすることにしました。

当然のことですが、アトピーの症状が少しずつ落ち着いてくると、
気持ちも前向きになり、気分も穏やかになりますね^^

自分でも、「これはとても良い傾向だ」と思うのですが、
私はまだアトピーを改善している途中なので、
やはり“食事の内容”がとても気になってしまいます。

だから外食に行くとなると、インターネットでお店のリサーチを必ずしています。

どんなふうに探しているかというと。。。
まず、『精進料理』や『マクロビレストラン』で検索をかけます。

そして“自分の住んでいる地域”も入力します。

すると、何軒かお店がヒットするので、
そのお店のホームページやお店に行ったことがある方のブログを見て、
自分が食べることができる食事内容か確認します。

と、とても簡単な方法です。

ただ、なぜ『精進料理』や『マクロビレストラン』を検索するかというと、、、
“無農薬または減農薬の食材”や“添加物の入っていない調味料”、
“動物性食品(肉や魚)”や“牛乳や卵といった乳製品”を使わないで調理されているので、
外食とはいっても、とても安心して食事をすることができるからです。

私は有難いことに、食べものアレルギーを持っているわけではないですが、
“農薬や動物性食品、乳製品”といったものは、
内臓がとても弱っているアトピーの方にとって、
消化、分解することが難しく、体に“負担”をかけてしまいます。

味は美味しいかもしれませんが、それらをきちんと処理することが難しいわけです。

だから、私にとってお店探しは欠かせません。


でも、お店探しは結構大変です!!
精進料理屋やマクロビのレストランは少ないみたいなので、
数軒しか検索に引っかかりません。
やっとお店を見つけたとしても、お昼にしか営業していなかったりします。

その中でやっと見つけたお店を予約するのですが、
やはり食事の内容が気になるので、電話で確認をしてしまいます。

「動物性食品は使っていませんか?」
「卵や牛乳、乳製品は使っていませんか?」
「調味料はどんなものを使っていますか?」
「砂糖は使っていますか?」

と質問するわけです。

でも、これを聞くのが、一番辛いです。。。

聞くたびに、「お店の人に失礼じゃないかな?!」とか「しつこい客だな」とか
思われていないか気になってしまいます。

それなら聞かなければいいのかもしれませんが、
せっかく行って自分が食べれないものがあったり、
心配しながら食事をするよりも、安心して食事をしたいわけです。

そんな複雑な思いがあるので、電話をする時は躊躇してしまいますが、
きちんと確認できた後は安心することができ、外食を楽しむことができます。

外食くらい楽しんでいいのかもしれませんが、
まだ今の私にとっては、確認しない方が逆にストレスになってしまうので
今はこれでいいかなと思っています。

もう少し元気になれば、外食も楽しみたいと思っています。


それにしても、外食にしてもその他のことに関してもそうですが、
アトピーの方にとっては、“自分に合うものを選び出す”ことはとても難しいですね。

今の世の中、たくさんの物で溢れていて、無い物を探す方が難しいと思うのですが、、、
私も含め、アトピーの方にとっては生きにくい世界ですよね。

アトピーは現代病だと言われているので、住みにくくしたのも人間のせいなんでしょう。
自然をかえりみないつけが、アトピーなのかもしれませんね。

人間もある意味、自然の一部だと思うので、
自然に沿った生き方をすることが大事なのかもしれません。

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皆さんもご存知の通り、3月11日は東日本大震災が起こった日です。
連日テレビやラジオで震災に関する番組が放送され、
私の近所でも避難訓練が行われました。

去年の3月11日の震災が起こった日、私はいつものように体調が悪く寝込んでいました。
その頃は、まだアトピーの症状も酷く、全身から膿(リンパ液)がだらだら出ていました。
体調も今よりもかなり悪く、朝起きるのもやっとの状態だったので、
お昼からはいつもベットで横になっていました。

そのため、その日、震災が起きたことを知ったのは、
ようやく気分が落ち着いて起き上がることができるようになった夕方過ぎのことでした。

テレビをつけると、津波が建物をのみこんでいく映像が放送されていて
「一体何が起こったのか?」、「日本で起こったことのか?」よくわからず、
ようやく日本で震災が起きたと理解した時は何ともいえない気持ちになりました。

毎日、テレビやラジオで被災した状況が放送され、
震災の被害の大きさにただただ驚くばかりでした。

震災が起きた翌日からは、
近所の学校や公民館に避難されてきた方たちの映像も放送されていましたが、
テレビのインタビューに応えてくれた方ちのほとんどは、
家族や友人を亡くされた方や家をなくされた方など
今まで築いてきたもの全てを失った方たちがほとんどでした。

そのため、避難所には人が溢れかえり、
人一人きちんと横になって寝るスペースもないくらいぎゅうぎゅう詰めの状態で
避難生活を余儀なくされていました。

テレビに映る表情から全てを察することはできませんでしたが、
心身ともに疲れきっている様子がひしひしと伝わってきました。



私はその映像を見るたびに
「もし、自分が被災していたら…どうなっていただろう、、、」
ということを考えずにはいられませんでした。

先程話したように、当時の私はほぼ寝たきりの状態だったので、
たとえ運よく命が助かったとしても、避難所で生活が送れるかどうか
不安でたまらなくなりました。

もちろん、命があるだけ、生きているだけでも感謝しないといけないと思いますし、
予期しない大災害に見舞われ、厳しい状況に置かれていることはみんな同じです。

いくら自分が大変な状態だからといって、
不満ばかり言ってはいられない状況だということは十分わかっているつもりです。

ただ健康な人でも厳しい状況なのに
普段の生活を送ることもやっとの私が被災してしまったら、、、
今よりももっと苦しい状況が待ち受けていることは間違いないと思うのです。

命をなくされた方もいるのに、
自分のことばかり考えるなんて不謹慎なことかもしれませんが
考えずにはいられませんでした。

そして正直な話、
今までは予期しないことが起きた時のことなんて考えたことはありませんでした。

しかし、自分が住んでいる日本で大災害が起きたことで
酷いアトピーを持つ私には、確実に逃れることのできない現実があることに気づかされました。

、、、「ハンディ」という言葉は使いたくありませんが、
自分が酷いアトピーを持っていることが、
こういう時に「ハンディ」として働いてしまうという現実。

その現実が確実にあること。

そのことを実感せずにはいられませんでした。

もちろん毎日ほぼ寝たきりの状態だったので、
普通の人が送る社会生活を数年送れてはいませんでしたが、
その何もできなかった数年間を治ってから取り戻そうと考えていました。

でも、一瞬で生と死を決めるような状況に陥った時、
酷いアトピーを持っていることは、やはり「ハンディ」でしかないかもしれないと感じました。

アトピーの人だけが特別なわけではないですが、
アトピーの人が抱えなくてはならない現実は想像以上に大変なのかもしれません。

そのことが、まず頭の中をよぎりました。
何よりも自分の身がどうなってしまうのかということが心配でたまりませんでした。



やはり、どうしても私自身がアトピーで大変な思いをしているので、
どちらかというと何事もアトピーを持つ者の立場から考えてしまいます。

だから周りで支えてくれている家族の立場から考えたことがありませんでした。

しかし、逃れられない現実が確実にあるのは私だけではないんですね。
家族も同じなんですね。。。

そのことに初めて気づいたのは、“自宅避難者”に関するニュースでした。
そこで病気を持つ方がいる家族は、避難できる状態ではないので、
自宅で避難されている方が多いと放送されていました。

そうですよね。。。
病気の人を置いて逃げたり、避難したりすることができるわけがありません。

、、、ということは、悲しいことですが、
アトピーという「ハンディ」は私自身だけでなく、
私の家族にも「ハンディ」として働いてしまうわけです。

そのことに気付いた時、私はとても情けなく思いました。

日常生活でも迷惑をかけっぱなしなのに、
いざとういう時は尚更、足を引っ張ってしまう。

私自身が家族の足枷となってしまうことが申し訳ない気持ちで一杯になりました。

もちろん、私の家族も、自宅避難者の方たちも
アトピーや病気を持っている方のことを足枷だなんて思っていないと思います。

ただ、逃れられない現実は、
“アトピーを患っている本人だけでなく、その家族にも待ち受けている”
それが現実なんだと思い知らされました。



震災から1年が経ちますが、まだそういった不安が消えたわけではありません。

もしかしたら、大きな病気や障害を抱えている方たちの中にも
同じように不安に感じている方がいるのではないかと思います。

でも、いくら心配したところで
私がアトピーであるという現実が変わるわけではないんですよね。。。
もちろん、病気や障害がなくなるわけではありません。

不安に感じることはたくさんありますが、
逃れられない現実から抜け出す唯一の方法は
私であればアトピーを少しでも改善することなのだと思います。

「自分の今の状況をきちんと受け止めて、前へ進むこと!」
これが今の私には一番大事なことだと感じています。

日本で震災が起きたことで、いろいろなことを考えさせられましたが、
改めて今ある一瞬一瞬を大切に、少しでも前に進んで行こうと
気持ちを入れなおすことができました。

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